車種スペック
年式 | 1973/S48 |
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ボディタイプ | クーペ・HT |
排気量 | 2400cc |
ハンドル | 左ハンドル |
ミッション | その他 |
免許種別 | - |
乗車重量 | - |
乗車定員 | - |
使用燃料 | - |
燃料供給装置 | インジェクション |
出力 | - |
駆動方式 | 後輪駆動 |
ドア数 | - |
ボディカラー | シルバーメタリック(シルバー系) |
車体寸法 | (全長x全幅x全高) -x-x- |
状態
走行距離 | 不明 |
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修復歴 | 不明 |
点検記録簿 | - |
取扱説明書 | - |
車検 | 車検有り |
リサイクル預託料 | - |
装備
保証
法定整備
お店からのコメント
新たにポルシェ911Tクーペが入庫致しました。
今年、アメリカ・カルフォルニアより輸入した車両で、Fシリーズ呼ばれるロングホイールベースに変更され、排気量が2.4Lにアップされたタイプです。日本に到着してからは、ヘッドライト、マーカー類などの外装品の交換、エンジンの再調整とメンテナンスや走行テストなど様々な作業を施行した上での入庫です。
エンジンは73年より使用された911/61型、排気量は2.4L/140馬力でこの年時から採用されたKジェトロニックインジェクションを装備。勿論絶好調。表示だけ見れば非力に思えるかも知れませんが、必要にして充分すぎるパワーで、排気ガス規制の厳しくなる以前のナチュラルなパワーフィーリングは想像以上にシャープに回ります。ギアはスポート・マチック925/00型4段ミッションを搭載しておりタッチも確実で気持ち良くシフトが可能。
走り出せば低速からも以外にパンチもあり、3500回転以上になると空冷独特の素晴らしい吸排気音を響かせて、ナロー911としての魅力を存分に楽しめるパワーユニットと言えます。
勿論、内装はご覧の通り文句なしの素晴らしい状態。赤革で痛みも少なくこのままお乗り頂けるコンディション。その他、オプションの革巻きステアリングと3点式シートベルトを装備。其の他、ファクトリーのエアコンも装備とオプションも満載という仕様です。
シルバーメタリックのボディーカラーはオリジナルカラー。クーペのボディーラインと相まってこのクルマの魅力をより一層際立てています。フロントフードやドアパネルなど外装についても交換歴は無くオリジナル。大変良好な状態です。フロアの痛みやバッテリーベースの腐食もありませんし、勿論大きなダメージを受けた形跡もありません。
ドアや前後フードのギャップも自然で全体的に好ましい印象です。当然ボディー全体の剛性感は失われておらず、素直で軽快なハンドリング、ブレーキのタッチと効きも十分で、スポート・マチックと相まって街中から高速道路まで普段使いが充分可能です。心地よいエンジンサウンドと共に休日にドライブするにはまさに打ってつけの911です。
弊社では以前から、スポート・マチック・ミッションの楽しさや機能性の素晴らしさをお伝えしてきました。過去に輸入したスポート・マチックのユーザーの方々からもその良さを体感して頂き、マニュアルミッション車同様の楽しいシフト操作と、混雑した道路状況や様々な場面では、やはりシビアなクラッチ操作から解放されるというのは大きなメリットであると聞き及びます。
ヴァイスアッハの開発者やテストドライバー、ファクトリーのレーシングドライバー達が、長距離レースにおいてドライバーの負担を軽減するために真剣に取り組み、多大な労力と技術をつぎ込み開発されたこのミッションの素晴らしさを、日本では知る人は少ないのが残念です。
生産45年を経過し、もはや動力性能云々を比較するクルマでは無くなった昨今、今一度この素晴らしいミッションを是非体感して頂きたいものです。
ナローポルシェを気兼ねなく普段使いする、それもまた新しいクラッシクポルシェの楽しみ方の一つではないでしょうか?